JAIPA(社団法人日本インターネットプロバイダー協会)は、インターネットの「ヘビーユーザー」を制限する指針として、ガイドラインを策定した。
○帯域制御の運用基準に関するガイドライン(案)
http://www.jaipa.or.jp/other/bandwidth/guidelines_an.pdf
○帯域制御に関する実態調査結果
http://www.jaipa.or.jp/other/bandwidth/report.pdf
私の知るケーブルテレビ事業者もこっそりと帯域を制御していることを教えてくれた。
それほど、WinnyをはじめとしたP2Pアプリや動画コンテンツなどを積極的に活用しているユーザのトラフィックが他のユーザに影響を及ぼしているということだろう。
よくプロバイダの謳い文句で、「最大100Mbpsでインターネットへ接続できます!」とあるが、こういったサービスの多くは100Mbpsを複数のユーザ(24ユーザや32ユーザなど)で共有することを前提としている。
つまり、100Mbpsを皆で分けて使ってね、ということだ。
ということは、多くの人が利用する時間帯(夜9時以降など)に自分一人だけが接続しているタイミングはほとんどなく、同じプロバイダを利用している他の誰かと帯域を分け合っているわけで、100Mbps出るはずがない。
また、その誰か、もしくは自分自身がWinnyなどの大量のデータをやり取りするアプリケーションを使っている場合には、皆で分け合う100Mbpsを少数の人間が食い潰すような事態になってしまう。
これでは通常Web閲覧やメールのやり取りを行い、たまにFTPなどでWebからファイルを落としたりメールにファイルを添付して送るような比較的大人しいユーザにとっては、いざ速度が必要な時に出ないことになり、不満や不公平感が生まれるのだ。
ん~、じゃあ、皆の100Mbpsを食い潰している人、ちょっと遠慮してね、自分でコントロールできないならこっちでするからさ、というのがプロバイダが行う帯域制御というやり方である。
ただ、これをやられた食い潰し犯の方々は今まで速度が出ていたものが出なくなるわけだから、「おい、なんで急に速度出なくなったんだよ!」という苦情を出すのは当たり前だ。
その苦情はプロバイダからするとお客様からの苦情なわけで、あまりに反響があるとやはり気になるのだ。
そこで、プロバイダが堂々と合法的に帯域制御できるように決まりを作りましょう。というのが今回JAIPAが策定したガイドラインとなる。
基本的には、ユーザのデータは全て流れるよう、設備投資に努めて頑張ってください。でも、厳しいようならその理由やターゲットを明確にして帯域制御しても構わんよ。
というような内容となっている(多分)。
とまぁ、何となく説明してきましたが、これについては賛否両論だと思う・・・
きっとユーザの利用方法が飽和して、プロバイダの設備もそれを十分満たせる状況になれば帯域制御は必要なくなるでしょう。
あと、今の電気やガスや水道のように使えば使った分だけ課金されるような仕組みがどこかのタイミング(どこかのレイヤー)で埋め込まれた方が健全になる気はする。
今の常時接続無料ってのはどちらかというとテレビに近い発想だから広告モデルで賄われるのかな・・。